徳川家第19代当主 “拉致監禁し拷問する親たちの愛は、どれだけまともなのか。”が言及か。-家庭連合信者拉致監禁事件
2008年11月、雑誌PLAYBOY で『我らの不快な隣人』米本和広著について
德川家広氏が拉致監禁し拷問する親たちの愛は、どれだけまともなのかというタイトルで書評を述べた。
#德川家広 #書評 #家庭連合信者拉致監禁事件
— あいだ けいこ 世界宗敎新聞 主筆 (@aichinahn) 2024年6月7日
徳川氏が感じ入った本文の一部分
“親による拉致監禁は信仰を剥奪するだけにとどまらず、 信者が入信する以前から培ってきたもの、 人格といえばいいのか、信仰の土台である人間としての根源的な部分まで根こそぎ剝奪する行為なんですよ。(216~217頁)”… pic.twitter.com/pdQZgCGOTR
徳川氏が感じ入った本文の一部分
“親による拉致監禁は信仰を剥奪するだけにとどまらず、 信者が入信する以前から培ってきたもの、 人格といえばいいのか、信仰の土台である人間としての根源的な部分まで根こそぎ剝奪する行為なんですよ。(216~217頁)
書評の一部を紹介する
“子供の困った信仰心を捨てさせるのに、拉致監禁 のうえで、#拷問 としか思えないような「説得」を続けるという親たちの愛は、いったいどれだけまともなのか。それこそが、今回取り上げる「我らの不快な隣人」のテーマである。著者は、オ ウム真理教など、近年のカルト関係で読ませるルポを何冊か書いてきた 米本和広 だ。本書も丹念で情熱のこもった取材ぶりで、文句なしの力作と言えよう。
子供が統一教会信者になったことに慌てた親は、脱洗脳のエキスパートを自称する人たち(主にプロテス タントの牧師)の指示に従い、その協力を得て、集団でわが子を襲って連れ去り、マンションの一室に閉じ込めてしまう。そして、子供を罵倒 し、恫喝し、時には暴力をふるって、 なんとか信仰を捨てさせようとする。 信者たちは家族の非道な扱いから受けた衝撃で心を病むようになり、強烈なアトピー症状 を出す者もいれば、自殺 してしまう者もいる。
問題の根っこにあるのは、脱洗脳エキスパートたちが、依頼してきた家族や、彼らが救うべき若者の幸せよりも、自分や自分の教団の利害を第一に考えて行動しているとしか思えない点のようだ。みんな、生臭く、 しかも目的をはき違えているのである。それに、わが子の言うことに、 全然耳を貸さない親たち。結果とし て、統一教会に入信してしまうほど に混乱している若者たちが、ひたすら苦しむことになる。日本社会の実に嫌な、だが誰にでも覚えのあるで あろう一面が浮き彫りになった、貴重な一冊だ。”
以上だ。
ところで、德川家広氏とは、2023年1月、家督を継承した、徳川宗家第19代当主の家広氏か。それまでは、政治経済評論家、翻訳家、作家をされ、見識が深く国際人だ。
“拉致監禁し拷問する親たちの愛は、どれだけまともなのか”
徳川幕府はバックス・トクガワーナと言われる260年の平和を築いた。その平和な歴史を築いた徳川一族だとしたら言葉の重みは如何ばかりか。