2023年9月7日、「2023年台湾・国際的信教の自由サミット(TIRF)」が、
- 台湾立法院
- アメリカの国際宗教自由(International Religious Freedom、略称IRF)
- アメリカの人権団体「対華援助協会(China Aid)」
- 台湾基督教長老会の共催で開催された。
中国、北朝鮮などの宗教の自由の危機に対し、いかに人道的な援助をもって支援できるか、そして宗教の自由を守るため国際外交をどう活用できるかなどについて討論された。
頼清徳氏は、開幕式で「台湾における信仰の自由」を強調。また、宗教指導者や民主主義陣営と協力して世界平和を目指す考えを示した。
また、2020年2月に米ワシントンD.C.での「IRF円卓会議」に参加したことを触れ、世界ではまだ多くの地域で、宗教が深刻な迫害に遭っていることを知り、「自分たちの責任を再認識した」と語った。
台湾は専制政治の暗黒時代を経て、今日の民主的かつ自由で開かれた社会を実現した。だが、それは台湾の人々が勇敢に勝ち取ったものであり、そこには多くの民主運動家の犠牲があったと述べた。
また、それには世界の協力も欠かせなかったことを指摘し、「このため台湾には国際社会に恩返しする責任がある。各国の宗教リーダーたち、ならびに民主主義陣営と共に力を尽くして世界平和を実現する」と述べた。
台湾は、英「エコノミスト」グループによる民主主義指数でアジアトップに評価され、米フリーダムハウスによる評定でも台湾は94ポイントでアジア2位であることを紹介し、「独裁体制や専制政治がある限り宗教は迫害される」とした上で、現在の台湾は、宗教の自由が国際的に評価されていると語った。
2024/01/16 Taiwan Todayより抜粋